Backlog
Backlogはプロジェクトやタスクが容易に管理できるソリューションであり、プロジェクト管理機能以外にも課題管理やバグ管理、バージョン管理などが行えます。作業状況や進捗状況などを共有できる機能があり便利な一方で、利用中にトラブルが発生し情報の共有ができなくなるとプロジェクト全体の進行にも支障が出かねません。
Backlogのトラブルシューティング
ログインができない
Backlogにログインしようとアクセスすると、「現在ログイン中のユーザーではこのスペースを表示できません」と表示されて利用できないことがあります。これはアクセスしようとしたスペースにそのアカウントが参加していない場合がありますので、参加しているアカウントにて再度ログインをし直すとよいでしょう。また、参加しているユーザーがどのアカウントか不明な場合は、管理者に問い合わせてください。
スペースにアクセスできない
今までは普通に使えていたのに、ある日突然スペースにアクセスできなくなる事例も確認されています。原因としては試用期間が終了している・契約期間が終了している場合があり、正式登録や契約更新を行うことで回復できます。また、IPアドレス制限が設定されている場合にはオーナーにより設定を変更することで、2段階認証が強制される場合には2段階認証を有効にすることでアクセスできるようになる可能性があります。
機能が正常に動かない・不安定
ツールが便利であればあるほど、正常に動かない時のストレスを大きく感じてしまうのではないでしょうか。Backlogではブラウザに保存されている情報が古かったり拡張機能の影響により、正常に動作しないというトラブルも確認されています。こういった場合にはブラウザのキャッシュやクッキー・履歴を削除したり拡張機能を無効化することで正常に作動することがあります。
Google Chromeをご利用の場合
Google Chromeをご利用の場合、以下の手順でクッキーを削除できます。
- 画面右上の縦向きの3点リーダー(点が縦に3つ並んでいるボタン)をクリック
- 「その他のツール」の「閲覧履歴を消去」をクリック
- 削除したい期間を選択(全て削除する場合は「全期間」)
- 「Cookieと他のサイトデータ」の横にあるチェックボックスを有効にする
- 「データを消去」をクリック
Mozilla Firefoxをご利用の場合
Mozilla Firefoxをご利用の場合、以下の手順でクッキーを削除できます。
- 現在閲覧しているウェブサイトのCookieを削除する場合
アドレスバーの左にある南京錠の形をしたアイコンをクリックし、「Cookieとサイトデータを消去…」をクリック
- すべてまたは特定のウェブサイトのCookieを削除する場合
- 画面上部のメニューバーで「Firefox」をクリックし、「環境設定」を選択
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択し、Cookieとサイトデータを表示
- 「データ管理」をクリックし、「表示されたサイトデータを全て削除」を選ぶ。または、削除したいCookieのサイト名を入力、対象サイトを選択したら「選択したサイトデータを削除」を選ぶ
- 「変更を保存」をクリック
- Cookieとサイトデータの削除の確認ダイアログで「OK」をクリック
Apple Safariをご利用の場合
Apple Safariをご利用の場合、以下の手順でクッキーを削除できます。
- メニューバーの「Safari」→「設定」を開く
- 「プライバシー」をクリック
- 「Webサイトデータを管理」をクリック
- 削除したいサイトを選択し、「削除」または「すべてを削除」をクリック
Microsoft Edgeをご利用の場合
Microsoft Edgeをご利用の場合、以下の手順でクッキーを削除できます。
- 画面右上の縦向きの3点リーダー(点が縦に3つ並んでいるボタン)をクリック
- 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」を選択
- 「閲覧履歴データをクリア」の「今すぐ閲覧データをクリア」内にある「クリアするデータの選択」をクリック
- 「時間の範囲」で削除する期間を選び、「Cookieおよびその他のサイトデータ」の横のチェックボックスを有効化
- 「今すぐクリア」をクリック
モバイルからアクセスできない
出張先や外出先でBacklogを使おうとしても、アクセス制限機能を活用していると利用できなくなることがあります。これはスマートフォンなどのモバイルではIPアドレスが頻繁に変わってしまうからであり、現状の機能ではモバイルからのアクセスのみを許可するということができなくなっています。
アクセス制限の設定方法
Backlogのアクセス制限の設定は以下の手順でおこなえます。なお、アクセス制限はスタンダードプラン以上のプランでしか利用できず、設定できるIPアドレス数はプランごとに異なります。
- スペース設定画面の「アクセス制限の編集」をクリック
- アクセスを許可するIPアドレスを、「接続可能IPアドレス」に設定(必要であればメモを入力)
- 「保存」をクリック
IPアドレスを記入する欄が足りない場合は リストの下端左にある「+追加」を押すことで行を追加できます。
アクセス制限を解除する場合は、設定画面に表示されているIPアドレスの右側にある「X」を押し、「保存」をクリックしてください。
画面がフリーズする
課題やコメント画面がフリーズするという事象も確認・報告されています。カスペルスキーのセキュリティソフトにおける拡張機能を利用しているブラウザの場合、課題やコメントを登録する際に画面がフリーズしてしまうことがあり、それらの設定を直接変えることで症状が改善するケースがあります。Windowsの場合は「信頼するWebサイト」にBacklogのURLを登録し、Macの場合はカスペルスキーのウェブ保護機能を無効化すると改善が見られることがあります。
Windowsでのフリーズ対策
Windowsでカペルスキー インターネット セキュリティ 2020(以下、カペルスキー)をお使いの場合、以下の手順でBacklogのURLを信頼するWebサイトとして設定してください。
- タスクバー内のカペルスキーのアイコンをクリック
- メイン画面左下の歯車アイコンをクリック
- 「プロテクション」の「ウェブ保護」をクリック
- 左下の「詳細設定」をクリック
- 「信頼するWebサイトの設定」をクリックし、問題が発生するBacklogのURLを登録
(例:https://xxxx.backlog.jp、https://xxxx.backlog.com)
この設定で解消されない場合は、カペルスキーの拡張機能を入れていないブラウザーを使用するか、拡張機能を無効化することで解決する可能性があります。
Macでのフリーズ対策
Macでカスペルスキー インターネット セキュリティ for Mac(以下、カスペルスキー)をお使いの場合、以下の手順でウェブ保護を無効にしてください。
- メニューバーにあるカスペルスキーのアイコンをクリック
- 表示されるメニューから「環境設定」を選択
- 「ウェブ保護を有効にする」の横にあるチェックボックスを無効化
なお、このチェックボックスを無効化すると、Backlog以外のサイトについても、サイトに含まれる悪意のあるコードの検出ができなくなる点にご注意ください。
この設定で解消されない場合は、カペルスキーの拡張機能を入れていないブラウザーを使用するか、拡張機能を無効化することで解決する可能性があります。
メールが届かない
登録や情報を受け取るためにはメールを受信する必要がありますが、設定によっては「メールが届かない」という事例もあるようです。メールソフトの設定で特定のドメインのみが許可されている場合にはBacklogから送信されるメールのドメインを許可すると受信ができるようになりますが、それでもメールが届かない場合には登録・設定したメールアドレスが誤っていないかを確認して下さい。通知関連のメールについては個人設定のメール項目から設定を変えることができますので、受信する・しないを選択することが可能です。
ファイル一覧が崩れる
Backlogを使用していると、ファイル一覧の表示が崩れてしまうこともあるようです。セキュリティソフトの干渉により発生することも確認されており、一時的に無効にしたりドメイン制限がかかっている場合には許可リストに追加するなどで症状の改善が見られる可能性があります。それでも直らない場合は、公式ホームぺージのトラブルシューティングを確認してみるとよいでしょう。
APIの実行エラー
BacklogはAPIを実行することでより便利に活用することができますが、エラーが出る事象も確認されています。これはBacklogのドメインやAPIキー、実行しているパラメータの値などが誤っている場合に発生します。また、エラーレスポンスが返ってくる場合に確認ができる種類・原因も公式ホームぺージのトラブルシューティングにて公開されていますので、必要に応じて確認するとよいでしょう。
トラブル対応が意外と手間に
Backlogをはじめ、さまざまなアプリやシステムを活用することで業務効率化が図れる一方、トラブル発生時の対応は非常に手間がかかります。そのため、導入から運用までを含めたサポートをアウトソーシングすることができれば、情シス部門の負担を大きく減らすことができるでしょう。
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