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【情シス】プリンタが印刷できない時の対応法

情シスには日々さまざまなトラブル相談が舞い込んできますが、ここではその中でもよくある「プリンタが印刷できない」時の対応法について解説します。チェックポイントを紹介しますので、基礎知識としてぜひ知っておく方がよいでしょう。

「プリンタが印刷できない!情シスのチェックポイントを解説」

パソコンの設定をチェック

引用元:https://www.chips-shop.com/inkpedia/3661/

パソコンに印刷指示を与えた場合、基本的には順番に処理が行われます。そのため①→②→③と順番に支持された場合、①を印刷した後に②を、②を印刷した後に③を印刷するような仕組みになっています。もし仮に①の印刷において何らかのトラブルが発生して実行できなかった場合、②と③の印刷は実行されることがありません。多くのパソコンではプリンタの設定からジョブの確認をすることができるため、そこからエラーで止まっている印刷ジョブを取り消すなどすると印刷を再開することが可能になります。

プリンタで印刷をするためには、OSとプリンタを繋ぐドライバーをインストールする必要があります。これはプリンタを使用する最初の段階で設定することになりますが、何らかの操作ミスなどでアンインストールしてしまって印刷できない、などの可能性も考えられます。また、会社から支給されるパソコンの場合には管理者パスワードが設定されていることもあります。そういった場合には従業員独自の判断でドライバーのインストールをすることはできないため、プリンタを接続することもできません。管理者に依頼をしたうえで、ドライバーのインストールをするようにしましょう。

パソコンとプリンタを接続した場合、そのプリンタを「通常使うプリンタ」として設定することができます。この設定をするメリットとしてはいちいちプリンタを選択する必要がない、という点が挙げられ、そのパソコンで最も使用頻度の高いプリンタを設定しておくととても便利です。この設定を誰かが何らかの理由で変えてしまっている場合、いつも通りの操作をした時に出力したいプリンタが選ばれていない状態となり、接続していない他のプリンタに対して印刷ジョブを送り続けているままエラーとなってしまう可能性もあるでしょう。

OSとプリンタのドライバーについては先に触れた通りですが、そもそもOSがドライバーに対応していないという可能性もあります。パソコンの年式やプリンタの年式によっては互換性がなく対応できないという可能性もあり、その場合には基本的に接続することはできないでしょう。また、ウイルス対策ソフトなどが干渉し、セキュリティ上の都合でドライバーをインストールできない、というのもよくある話です。こういった場合には自身の使用しているパソコンの型番や年式を控えたうえでプリンタのメーカーに問い合わせをし、カスタマーサービス担当の方が言われる操作や対応を試してみるとよいでしょう。

パソコンとプリンタの接続をチェック

引用元:https://www.chips-shop.com/inkpedia/3661/

パソコン側の設定でありがちなミスが、何らかの要因で「プリンタがオフラインになっている」というものです。これはパソコン側の設定で「プリンタをオフラインにする」の項目にチェックを入れてしまっているという単純なものですので、そのチェックを外すことで無事に印刷できるというケースがよくあります。コントロールパネルからデバイスとプリンタを開き、印刷ジョブの表示をクリックするとメニューを表示することができますので、まずはこちらを確認することをおすすめします。

テレワークの推進などもあり働く場所も多様化しているため、1台のパソコンで複数のプリンタに接続しているという方は少なくないでしょう。パソコンから印刷をする際には、特定のプリンタと接続し、その個別具体的なプリンタに対して印刷ジョブを飛ばします。そのため思っているプリンタと接続しているプリンタが違う場合、印刷ジョブが届かず印刷されないという事態が生じます。印刷する際にはどのプリンタが選択されているかを改めて確認するようにしましょう。

プリンタにはさまざまな形式があり、もちろん優先で接続するようなものも未だ存在します。そういったプリンタでは配線を正しく接続されていない場合、印刷ジョブがプリンタに届かず、待てど暮らせどいつまで経っても印刷されることはありません。普段はオンラインで使っていて、たまに優先で接続する・・・というような使い方をされている方であれば、こういった初歩的なミスを起こしてしまうこともあるでしょう。

オンライン経由で印刷ジョブを飛ばすプリンタの場合、パソコンとプリンタの双方が同じWi-Fiに接続していなければいけません。パソコンが繋がっていなくても、プリンタが繋がっていなくても、それぞれが違うWi-Fiに繋がっていても印刷することはできません。こういった無線接続は1回接続するとあとは自動に頼りがちなので、どのデバイスがどのWi-Fiに接続しているのかをしっかりと確認・把握しておくことをおすすめします。

ネットワークプリンタを使っている場合、パソコン側で検出されずに印刷できない、というケースも起こり得ます。これはネットワーク探索とプリンタの共有機能が無効になっていたり、ドライバーに問題がある場合などがあります。他にもルーターに一時的な問題が起きていたりパソコン・プリンタのいずれかに接続障害が起きている場合、同じネットワークに接続できていない場合などが考えられるでしょう。

プリンタ本体にエラーが発生している

引用元:https://faq2.epson.jp/web/Detail.aspx?id=1859

かなり初歩的なミスとして、プリンタの本体に電源が入っていないというケースもあります。普段電源をつけっぱなしにしているような環境だと、何らかの理由で電源を切ったりした場合、もしくは停電などで電源が落ちてしまった場合などにおいては見落としがちなので気を付けましょう。印刷が出来ない時に落ち着いて一つずつ確認しながら原因を探っていくことをおすすめします。

インクが目詰まりを起こしてしまっている場合、印刷できないことがあります。この場合の印刷ができないというのは、「プリンタが動かない」という状態ではなく「プリンタは動くが、印刷されたコピー用紙に何も印刷されていない」という状態を示します。特に長期間使わずに放置されたプリンタだと、インクの乾燥も相まって印刷できない、という可能性は十分にあるでしょう。

物理的に用紙が詰まっている場合にも印刷がストップされてしまい、以降の印刷も全て実行されません。家庭などでも使われているようなプリンタであれば用紙挿し込み口からプリントされて出て来るまでの間も短いため紙詰まりが起こるとすぐ分かりますが、複合機などのように引き出し内に用紙をストックするタイプのプリンタであれば気付かないうちに用紙詰まりを起こすこともあるでしょう。

インクが薄い、違う色が出るような場合にはインクの交換や交換の際の付け間違いなどが考えられます。また、はがきを印刷するとローラー状の跡が付いてしまうというのもあるあるで、これはプリンタの印刷設定と実際に印刷するはがきの設定が適合していない場合などによく起こるトラブルとなっています。

ここまでに触れたような症状以外で印刷ができない場合、何らかの理由でプリンタが故障してしまっていることが考えられます。その場合にはメーカーに点検・修理を依頼するか、新しいプリンタに買い替えるかの2択になるでしょう。

メーカー別!プリンタのエラーチェック方法まとめ

キャノンでは公式ホームぺージで「Q&A検索(よくある質問)」を公開しており、商品グループやカテゴリ、商品シリーズを選択することで使用しているプリンタのエラーチェックなどを行うことができます。さらに同じく公式ホームぺージにある「サポート」からオンラインマニュアルを開くこともでき、エラー内容から解決策を探す事も可能です。

エプソンのプリンタについてのエラーチェックは、公式ホームぺージの「よくある質問(FAQ)」から行うことができます。これはプリンタに表示されるメッセージ内容やエラーコードから検索をかけることが可能であり、対処法などを調べることができます。具体的な対処方法についても記載されているため、まずはプリンタに表示されている内容を踏まえて検索してみましょう。

リコーのプリンタも他メーカーのものと同じように、ステータスモニターにエラーメッセージが表示されます。このエラー表示自体は機種によって違うため、公式ホームページ内にある「サポート・ダウンロード」より、「よくある質問-FAQ-」を確認しましょう。よく発生するエラー事例などはそちらで解決できると思いますが、もしこの内容で解決しない場合にはお問合せ用のメールフォームから問い合わせる事も可能です。

ブラザーのプリンタも製品ごとにエラー内容を調べることが可能です。公式ホームぺージにある「よくあるご質問(Q&A)」から「製品名から探す」欄に製品名を入力することで該当ページに移動することができますし、もし製品名がわからないような場合は「製品名の確認方法は?」というリンクがあるためそちらから確認することも可能です。こちらで検索する場合にも、プリンタに表示されるエラー内容は控えておくようにしましょう。

ヒューレット・パッカードの機種の場合には、公式ホームページのサポートページより製造番号や質問を入力して対処方法を検索することが可能です。本体に表示されるエラーメッセージを控えておき、照らし合わせながら調べるようにしましょう。

富士フィルムビジネスイノベーションのプリンタも、公式ホームぺージから内容を検索することができます。「サポート」の「プリンタ/スキャナー サポート情報」からプリンタのシリーズ・製品を選択することで、よくある質問やコンテンツ/エラーコード検索を行うことが可能です。「パソコンからプリントできない」というトラブルシューティングも記載されていますので、お困りの方はぜひ一度チェックして下さい。

印刷トラブルには落ち着いて対応を

ここまで紹介したように、プリンタが正常に作動せず印刷できない場合、その原因はさまざまです。まずはパソコン側に原因があるのかプリンタ側に原因があるのかを探ったうえで、落ち着いて原因を追究していきましょう。

   

おすすめのアウトソーシング会社3選

情報セキュリティに関する第三者認定を取得している点に注目し、その上で他にも特徴的なサービスを提供しているアウトソーシング会社を選定し、おすすめしています。

「情シスアウトソーシング」とGoogle検索し、ヒットした上位50ページのサイトのうち、公式サイトが表示された会社28社を調査。そこから、オンサイト対応している、公式サイトに事例を掲載している、プライバシーマークもしくはISO27001を取得している会社からそれぞれ選定して紹介しています。(2024年4月15日調査時点)

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クロス・ヘッド
クロス・ヘッド株式会社
引用元:クロス・ヘッド株式会社公式サイト
https://www.crosshead.co.jp/service/onsite/plus_staff/
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本社所在地・対応範囲
所在地 東京都港区港南1丁目2番70号 品川シーズンテラス24F
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スク
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Total IT Helper
引用元:RIPPLE CORPORATE SITE
https://ithelper.ripple-call.co.jp/online
依頼できる主な業務
ヘルプデスク
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本社所在地・対応範囲
所在地 熊本県熊本市中央区辛島町3-20 NBF熊本ビル3階
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Total IT Helperの
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DRS
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引用元:DRS公式サイト
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