PCの電源が勝手に落ちる
パソコンで作業をしているときに、電源が勝手に落ちてしまうことがあります。作業していた内容が消えるケースもあるので、かなり焦るのではないでしょうか。ここでは、PCの電源が勝手に落ちるときに確認したいことをまとめました。
PCの電源は様々な理由で勝手に落ちることがありますが、多忙な業務の中、その原因を正確に突き止めたり改善を図ったりすることは非常に煩わしいものです。そもそも、改善できるかどうかも分からず見切り発車する余裕など、情シスにはありません。PCの電源落ちに関するトラブルは、情シスのアウトソーシング会社に丸投げしてしまいましょう！
PCの電源が急に落ちる！チェックポイントを解説
オーバーヒート
冷却システムの不具合等でPCが熱を持ち過ぎたことの影響により、PCの電源が急に落ちることもあります。ファンやヒートシンクが正常に作動しているのでしたら、ノートPC用の冷却パッドなどを使用して過熱を防ぐことが有効です。
互換性がないソフトウェア・ドライバの競合
インストールしたソフトウェアとPCに互換性がない場合、PCの起動に異常が発生することもあります。異常発生直前にインストールしたソフトウェアをアンインストールすることで事態が解決するかもしれません。
システムファイルの破損
OSの起動に関する情報は、ストレージの中のシステムファイルに記録されていますが、ストレージが破損したり強制シャットダウンしたりなど、何らかの原因でシステムファイルが破損した場合、PCの起動に支障が生じることもあります。
ケーブルが刺さっているか確認
最初に確認してほしいのは、ケーブルです。作業中に何かの弾みでケーブルが外れてしまった可能性があります。ケーブルが抜けて電源が落ちただけなら、ケーブルを刺せば元通りに使えるので問題ありません。
充電不足
ノートパソコンの場合は、使用中にバッテリー残量がなくなったことで電源が落ちてしまうことがあります。充電不足であれば、ACアダプタを刺して充電すれば使えるようになります。充電が完全になくなる前に画面の明るさが一段階暗くなるような設定をしておくと、急に落ちてびっくりすることがありません。
電源の刺しすぎ
ノートパソコンでは、バッテリーの不具合でも電源が落ちることがあります。電源を刺しっぱなしにしているとバッテリーの劣化の原因になるので、満充電の状態で刺しっぱなしにするのはやめましょう。充電量は20％～80％が良いとされています。
帯電
マザーボードをはじめとする各種パーツが静電気を帯びたことが原因で誤作動を起こす症状があります。乾燥した冬に起きやすいです。一旦、ケーブル類をすべて抜いて、しばらく放置すれば放電できます。
メモリーの不具合
パソコンの作業場がメモリーです。作業場にモノが増えて置き場がなくなってきた状態がメモリーの不具合のイメージ。メモリーに不具合が起こると、パソコンの動作が不安定になったり、強制的に電源が落ちたりします。使わないアプリケーション・画像・動画などを削除するかメモリーの増設が必要です。
HDD・SSDの不具合
データやファイルを保存しているHDDやSSDが故障している可能性もあります。パソコンは、OSを呼び出すとHDDやSSDのOSシステムファイルが呼び出される仕組みです。正常に呼び出せないとOSが立ち上がらず、電源が落ちてしまいます。
CPUファンの故障
CPUを冷却するための装置がCPUファンです。CPUが高熱になるとパソコン内部の保護回路が働いて、強制的に電源を落とします。CPUファンが故障していると冷却機能が働きません。CPUが熱暴走して電源が落ちてしまいます。
電源ボックスの故障
電源ボックス内部のファンの故障と回路部品の故障のケースがあります。ボックス内の排熱ができずに保護回路が働いて電源が落ちるのが内部ファンの故障のケース、経年劣化で電解コンデンサが液漏れを起こしているのが回路部品の故障のケースです。
ウイルス感染
ウイルス感染による誤作動で電源が落ちてしまう可能性もあります。ウイルス感染は、セキュリティーソフトなどで確認可能です。感染している場合は、適切な駆除を行ってください。
電源が落ちるなら接続と充電をチェック
PCの電源が落ちる原因に多いのは、電源不足やCPUファンの故障です。ケーブル類が適切に接続されていることを確認した上で、充電状況に問題がないことを確かめましょう。しばらく放置することで正常に戻ることもあります。これで治らない場合は切り分けが難しいので、修理に出してください。
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