社用スマホが壊れた!取るべき対応をフローで解説
スマホを業務でよく利用する場合、利便性やセキュリティの観点から社員にスマホを貸与していることが少なくありません。社用スマホは個人ではなく法人が管理するものですので、壊れたり故障したりした場合は特別な対応が必要となります。簡単に直らないか、契約がどうなっているか、修理はどうするべきかなど、対応をフロー形式で解説しますので参考にしてください。
社用スマホが壊れた!情シスの対応フローを解説
まずは社用スマホが壊れた場合の対処方法をフロー形式で解説します。
1. スマホの症状をチェック
社員からスマホが壊れたという報告があっても、必ずしも専門的な対処が必要とは限りません。一時的な動作不良は端末の再起動で直ることが多いため、まずは再起動を試してみるとよいでしょう。
一方、以下のようなケースでは専門的な対応が必要となります:
- 物理的な破損:画面が割れた、水没したなど。交換や修理が必要。
- 再起動しても直らない動作の不具合:電源が落ちる、タッチに反応しないなど。交換や修理が必要(タッチに関しては後述の方法で改善の可能性あり)。
- 紛失、盗難:端末に格納されていた情報によってはインシデント対応が必要。
2. 契約内容を確認する
交換や専門的な修理が必要な場合、まずは契約内容をチェックしましょう。
法人が社用スマホとして契約する場合、同じキャリアであっても個人とは契約内容が異なる場合があります。
このときチェックすべきポイントは以下です:
- 保証内容と期間:スマホの症状や壊れた原因が保証対象となるか
- 代替品の対応:代替品をすぐに用意してくれるか
また、社内に予備機があるかどうかもチェックしましょう。予備機があればSIMカードの入れ替えでだけすぐに業務に利用できます。
3. 代理店に修理に出す
スマホの症状が修理可能なものである場合、代理店に修理に出すのが基本です。
ただ、無償修理の対象でない場合は必ずしも代理店での修理料金が安いとは限りません。
代理店との契約上どこで修理してもよいのであれば、より安い修理サービスを利用しても問題ない場合がありますので比較検討するとよいでしょう。
タッチしても動かない!社用スマホが壊れたときの対処法
スマホでよくある不具合の症状として、タッチに反応しないというものがあります。
タッチパネルなど物理的な故障の可能性もありますが、ちょっとした手間で改善することもありますので以下で紹介する対処法を試してみてください。
タッチパネルを掃除する
タッチパネルは指がパネルに触れていないと反応しません。
このため皮脂やゴミがタッチパネルについていると反応しなかったり、反応が悪くなったりしますのでまずは掃除してみましょう。
このとき、ウェットティッシュやアルコール除菌シートといった水分を含む布で拭くと故障する可能性があります。
スマホのタッチパネルに使える専用のクリーナーを使うか、乾いた柔らかい布で拭くようにしてください。
液晶保護シートを剥がしてみる
液晶保護シートをタッチパネルに貼っている場合、気泡などの隙間の存在によってタッチへの反応が悪くなる可能性があります。
また、質の悪い液晶保護シートの場合もタッチ動作がうまくいきません。
液晶保護シートを貼っている場合は剥がしてみるとよいでしょう。
指を保湿する
使用者のタッチパネル操作はうまくいかないのにほかの人はうまくいく場合、使用者の指先の乾燥が原因かもしれません。
タッチパネルは指で触れると発生する微弱な電流の変化を感知して動作します。
指が乾燥していると電流の変化を感知しづらくなるため、保湿クリームなどを塗ると動作が改善されるかもしれません。
タッチ感度を調整する
指先の乾燥を改善しても反応が変わらない場合、タッチ感度を調整してみてください。
機種によって方法は違いますが、iPhoneの場合設定アプリからアクセシビリティ→タッチの「タッチ調整」をオンにし、保存継続期間の秒数を短くすると反応がよくなります。
社用スマホを壊した社員にとらせるべき行動
スマホは社外に持ち出して使うものであり、手に持って使うこともあり、パソコンに比べて壊れやすいもの。
社用スマホを社員に貸与するなら、あらかじめ壊れた場合のルールを決めておくべきです。
たとえば以下のような内容をルールとして定めておくとよいでしょう。
費用負担割合を決めておく
社用スマホの修理や交換に費用が発生する場合に備え、会社と個人で費用をどのように負担するか決めておくと安心です。
たとえば自然故障の場合は会社が100%、置き忘れや故意に壊した場合は個人が100%など、社員が納得できる割合にするようにしてください。
会社携帯を勝手に修理させない
先述のように契約によっては社用スマホの修理費用が無償だったり、あるいは代理店以外での修理が禁止されていたりする場合があります。
スマホが壊れた場合に社員が勝手に修理に出さないよう、ルールを定めるとともに教育が必要です。
始末書を書かせる
社用スマホを正しく丁寧に扱ってもらえるよう、置き忘れや故意に壊した場合などは始末書を書くようなルールにするとよいかもしれません。
また、ただの懲罰に終わらせるのではなく発生した故障をデータベース化するのもおすすめです。
たとえばスマホを落としてしまうことが多いのであればストラップをつけるようにするなど、再発防止策につなげられます。
社用スマホが壊れたら正しいフローで対処を
この記事で紹介したように、社用スマホは個人とは異なる契約内容になっている場合があり、壊れた場合は個人のスマホとは違う対処が必要です。
簡単に直せる症状でないか確認し、契約内容を把握した上で修理や交換をおこなうようにしてください。
また、社用スマホを利用しているのであれば運用ルールをしっかり定めておくべきです。故障の件数が減るよう、原因の統計を取って再発防止策につなげるのもおすすめといえるでしょう。
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